失恋をするとなかなか忘れることができません。
楽しかった思い出や喧嘩した出来事、言いたくても言えなかった言葉、もっとこうすれば良かったのではないか?という後悔…など、ふとした瞬間に一気に想いがこみ上げてくることもあります。
辛い失恋を吹っ切りたいと思いますが、そんな簡単にはできませんよね?
そこで今回は「失恋を吹っ切り、気持ちを前向きに切り替える方法」を紹介します!
失恋を吹っ切るにはコツがあります。
そのコツを知ることで、何度も辛い失恋を思い出すことがなくなり、気持ちを前向きに切り替えることができるのです。
愛着を断ち切るテクニック
新しいスタートを切るには、かつての相手の愛着を断ち切るテクニックを身につけなければならない。
前に向かって進むには、本来人間が持っている愛されたいと言う欲求を、“かつての恋人ではない人”からも感じ取れるようにする必要がある。
ここできちんと対応しないとかえってかつての恋人への愛着を深める結果になってしまう。
(「だからあなたは今でもひとり」より)
何かにしがみついているときに背中を引っ張られたらしがみつく力を反射的に強めることになります。
これと同じで、相手の思いを断ち切る秘訣は「流れに身を任せる」ことにあります。
無理に離れようとすると、かえって愛着が強くなります。
そのままの状態で相手の愛を忍び、相手をどれだけ必要としていたかを知り、与えられていたすべてに感謝し、どれだけ相手を取り戻したいと思っているかを感じることが必要です。
失った相手をそんなふうに思うと、最初はさらに辛くなることもあるでしょう。
怒りや寂しさや恐れや悲しみなどがこみ上げてきます。
しかし、それは一時的なもので、それを感じてこそ愛着を断ち切り、心を癒すことができるのです。
愛着をうまく断ち切った後でも相手のことを思い出すと、まだいくらかは悲しい気持ちになるに違いありません。
しかし、心が完全に癒された時、失った相手を思い出す事はもはや痛みではなく、魂の奥の友愛にも似た感情なのです。
心は愛と安らぎで満たされ、もういつでも新しい相手と付き合い始めることができるようになります。
気持ちを前向きに切り替え、再び愛を見つける
妻や夫や恋人になれて苦しい気持ちになるのは、もう二度と人を愛する事は無いだろうと思い込むからだ。
死別の場合は、愛の対象となる相手がいなくなるので愛すること自体を諦めようとする。
心が閉ざされ、全身が苦しみに包まれる。これは愛する人を失ったからではなく、一時的に愛することを中断したからである。
離婚の場合もこれと同じことが起きる。相手が生きていても望んだ関係は失われている。
(「だからあなたは今でもひとり」より)
生涯を共にするつもりだった相手は消えてしまったのです。
悲嘆に暮れて立ち直なら治らなければならない点では、相手が亡くなったケースと同じでしょう。
離婚の後に感じる虚しさが死別の場合と同じ位切実なこともあります。
しかし、相手が目の前になければ、愛し、愛されることができないと考えるのは間違っていいます。
確かに何年もの間、現実の相手を愛し、心の支えとしていればつながりを断ち切るのに時間がかかることもあります。
だが、たとえ触れることや抱きしめてもらうことができなくても、その感触の素晴らしさを思い出すことができます。
相手は心の中でいつまでも生き続けるのです。
相手の愛を思い出し、相手に支えられていると感じ、愛を与え続けることができます。
あなたは悲嘆に暮れるという癒しのプロセスで、相手がいなくても心の中で愛を感じ続けていることに気づきます。
前途は思ったほど暗くありません。
やがて、愛し続けられることを知るだけでなく、それを毎日のように実感できるようになり、心が優しさに満たされるようになります。
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