失恋をすると寂しいものです。
この気持ちは簡単に解決できるものではありません。
友人や知人に話をすると一時的には気が紛れますが、家に帰るとまた寂しさが襲ってきます。
失恋の寂しさからお酒やギャンブルに溺れる人もいます。
私はなかなか失恋の寂しさから立ち直れませんでした。
失恋に関する様々な本を読むうちに、失恋からくる「寂しさ」「悲しみ」という感情は自分を癒す為に必要ということを学びました。
むしろ「寂しさ」や「悲しみ」という感情を自分でごまかそうとすると、新しい恋愛になかなか踏み出せないそうです。これは面白い発見ですね!
これを理解することで失恋の寂しさが少しづつ薄くなり、次の恋へ向けて行動することができました。
今回は「失恋の寂しさに苦しんでいる人に知って欲しい!「寂しい」という気持ちは立ち直る為に必要な感情」についてご紹介します。
失恋して「寂しい」と思うのは癒やされたい証拠
心の傷を癒すために「悲嘆にくれる」と言うのは、別れにつきまとう苦しい感情を十分に感じ取り、その感情から解放されるプロセスのことだ。
実際はこのプロセスは自然に訪れる。(「だからあなたは今でもひとり」より)
私たちは知らず知らずのうちにこの「悲嘆にくれる」というプロセスを無視しています。
悲しむ時間を十分に取らずに先を急ぐというのはその代表例。
他にも、癒しを妨げる要因に「感じ取るべき感情を無意識のうちに押し殺す」という行動もあるようです。
愛する人と別れた時、「寂しさ」や「悲しみ」を感じるのは当然ですが、悲嘆にくれるためには必要な感情ですね。
失恋から立ち直る為に必要な「寂しい」と「悲しい」という感情
失った相手に対する愛着を断ち切るには、「怒り」「寂しさ」「恐れ」「悲しみ」と言う4つのネガティブな感情をまず感じ取ることが必要だ。
その感情から解放されることによって癒される。(「だからあなたは今でもひとり」より)
怒りや寂しさが消えない時は、心のどこかにまだ相手の愛着が残っているる証拠。
そして、恐れや悲しみが残る時は心がまだ過去にしがみついています。
傷を癒すには愛着を断ち切り、心を初期の状態にリセットする必要があります。
失恋から立ち直るために必要な感情:寂しさ
「寂しさ」も私たちに心を探る機会を与えてくれる。
一体何が「起きて欲しかったのに起きなかった」のだろうか。この「起きてくれればよかったのに」と思う気持ちが寂しさなのだ。愛する人を失った時、この寂しさを押し殺すといつまでたっても「起きて欲しかったこと」を期待し続け、「起きて欲しい」ことに目が向かない
(「だからあなたは今でもひとり」より)
十分に寂しさを感じとれば、何が起きて何をしなったのかが少しずつわかるようになります。
そして、現在の自分が持っているものの価値を持って認めて感謝し、愛することができるようになります。
このように欲しいものが手に入ると言う自信がつけば、失恋した相手への愛着を断ち切り、新しい愛の期待にシフトできるようになります。
失恋から立ち直るために必要な感情:悲しみ
「悲しみ」は私たちの心を探って自分が何を期待しているかを教えてくれる。
それは「起きて欲しいのに何が起きそうにないか」ということだ。起きてほしいと期待したのにそれが起きないと認めることが悲しみである。
この認識がなければ愛着を捨てることができないだろう。
(「だからあなたは今でもひとり」より)
十分に悲しみを感じ取ると、過去の望みを忘れて新しい望みを見つけられるようになります。
不可能なことがわかれば可能なことを理解し、癒やしに必要な慰めを受け入れることができます。
やがてもう一度新しいスタートを切ろうと言う気持ちが芽生えてきます。
そして、今ここで特定の相手に愛されたいと思うのではなく、ただ愛されたいと思えるようになるのです。
失恋の寂しさを癒すために自分の感情に正直になる。
「寂しさ」や「悲しみ」という感情を意識的に十分に感じ取らなければ心を癒すことができません。
寂しいのに強がってしまうと、感情にウソを付き、自分の癒しの進行が遅れたり全く癒されなくなってしまいます。
その状態で新しい恋を見つけようと行動しても、また同じように失恋した時に傷つき、寂しい思いをすることになります。
頭は心のどの感情も感じ取れるよう働きかける必要があります。
心では寂しいのに、頭(理性)で強がったり我慢することはありません。
心と頭がチグハグになり感情のバランスを崩す恐れがあります。
「寂しい」「悲しい」という感情はどれも重要です。
まずは自分の感情にしっかりと耳を傾け、失恋の寂しさと向き合いましょう。
向き合うことができた時、自分の気持ちが整理され、新しい恋愛に進むことができます。
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